アメリカの壁

 

 

アメリカの壁ラストネタバレありであらすじとオチを解説します。

 

 

オチは壁の正体と、なぜ壁が出来たのかについて知りすぎた主人公である日本人(つまりアメリカから観たら外国人)は、壁を通過する事ができるという嘘の情報によって、壁につっこまされて排除されるというストーリー。

 

 

なぜ壁ができたのかと言う点が物語の焦点です。

 

 

スポンサーリンク

アメリカの壁ラストネタバレ

 

小松左京が描いた「アメリカの壁」という小説は、もしアメリカが壁に包まれて、他の国から干渉されなくなったらどうなるのか?を描いた作品。

 

 

物語はアメリカに駐留するライターの日本人の視点で描かれます。

 

 

主人公はアメリカにいて、通信も移動もできないのでアメリカの外の情報は一切はいってこない。

 

 

アメリカに旅行や留学、仕事で来ている外国人は祖国に帰れるのかとパニックになるが、アメリカに住んでいるアメリカ人にはさほど混乱がないように主人公は感じる。

 

 

まるでアメリカが世界と切り離されることを望んでいるかのように・・・。

 

 

そして主人公が壁について調べていくうちに判ったことは

 

 

アメリカは壁によって、他の国と切り離されても困らないということ。

 

 

アメリカは世界中との取引ができなくなり経済的な影響を受けますが、防衛費や軍備にあてる費用を支払う必要もなくなります。

 

 

軍事機密も盗まれる心配がなくなります。

 

 

誰もアメリカに攻め込めないから。

 

 

アメリカ国内には資源もあり、経済力もあり、独自の文化もあり、多くの国民が住んでいるから、他の国に依存せず自国内ですべてを賄える。

 

 

アメリカがより繁栄するために、世界中に軍隊を派遣し、アメリカが考える秩序を守るために莫大な経済的な費用負担をする必要もなくなる。

 

 

なによりソ連との覇権争いに終止符を打つことができる。

 

 

壁はアメリカが望んで創り出したものだったのです。

 

 

 

ではどうやって壁を作ったのか。

 

 

「アメリカの壁」とはバミューダートライアングルと呼ばれる地域から発見された装置によって産み出されたものでした。

 

 

その装置は人間の精神力によっていくらでも巨大になることがわかっています。

 

 

つまり誰かが強く白い壁を作ることを念じれば高く強い壁が生まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの壁を作ることを決意したのはアメリカに新しく就任した大統領です。

 

 

大統領は冷戦を続けるソ連に連絡をし世界をアメリカとそれ以外の2つに分けることを相談し、同意を得ました。

 

 

 

 

実は最近大統領に就任した人物には隠されたミドルネームがあった。

 

 

それはモンロー主義で有名な第5代大統領であり超保守的な一族の血族である。

 

 

モンロー主義とはヨーロッパのアメリカ植民地化反対と鑑賞排除を主張したもの。

 

 

大統領は幼少の頃からこの教えを叩き込まれて育ったバリバリのモンロー主義者。

 

 

彼は大統領に就任してから国民にアメリカは独立するんだという思考へとコントロールし、より大きな精神力を装置に注ぎ込み、アメリカ全土を覆うほど強く高い壁を創り出した。

 

 

 

アメリカの壁ラスト主人公の結末

 

 

物語のラストはアメリカの基地に残された「バード」という”最もよく出来た航空機”と呼ばれる飛行機で壁を突破しアメリカから脱出する計画を友人のCIALIS職員から打診され、それを実行するというものです。

 

 

主人公はバードに乗るための計画を練ってくれた友人から、最後のメッセージ(もう友人とは二度と会えないから)を吹き込んだテープを手渡され、離陸したらテープを聞いてくれと言われます。

 

 

このテープに「アメリカの壁」に関する真実が吹き込まれています。

 

 

このアメリカの壁を取り扱う部門を「B問題委員会」であることを主人公は突き止めます。

 

 

この”B”の意味を主人公はブラックアウトと予想していましたが、この予想は当たっています。

 

 

つまり単純に外界と遮断する”壁”についての問題を扱う委員会であり、壁を取り払うことを目的とする委員会だろうと主人公は予想しますが、名前は当たりましたが、この委員会の目的は壁を取り払うことではありません。

 

 

 

 

なぜならし、もう2つ”B”に込められた意味があるからです。

 

 

 

1つは装置を発見したバミューダートライアングルの”B”

 

 

 

そしてもう一つは主人公が乗った飛行機のバードの”B”です。

 

 

バードはアメリカの壁の真実を突き止め、新しい世界に適応しない人物を壁に向かわせて抹殺するのが目的でした。

 

 

アメリカの壁はバミューダートライアングルから発見された装置をつかって、アメリカ国民が望んだから作られた壁です。

 

 

しかし、国民は自分たちが壁を創り出したことを当然しりません。

 

 

もし真実を知った人間がアメリカ国民に打ち明けてしまったら、国民の中には壁なんていらないと思う人もいるでしょうから、壁を創り出す精神力が弱くなります。

 

 

ですので、真実に近づこうとするひとは抹殺する必要があるのです。

 

 

そして主人公は壁に特攻し墜落し、物語は終わります。

 

 

アメリカがその後どうなるのか、アメリカと断絶されて世界はどのようになるのかは描かれていません。

 

 

あくまでもアメリカに滞在する外国人の主人公視点で描かれているので、壁ができてからどのくらいアメリカ以外の世界が混乱したかなども描かれていない。

 

 

壁が出来て世界と遮断されても、そこに向かって準備を進めていたアメリカには大きな混乱は起らないというのが描かれているだけです。

 


スポンサーリンク