安保法案の強行採決とは一体どんなことがおこなわれていたのか?

 

参院特別委員会の強行採決の舞台裏を「ひるおび」が特集したので内容をまとめました。

 

安保強行採決

 

 

安保法案参院特別委員会 強行採決の流れ

 

 

法案採決をめぐる攻防は16日夕方から徹夜で続く
17日午前民主党が鴻池委員長に対して不信任案をだす
3時間に及ぶ趣旨説明討論のすえ与党の反対多数で否決

 

  1. 鴻池委員長が右・左・正面と3度お辞儀をして委員長席に座る
  2. 安倍首相が委員会室に入室
  3. 自民党議員が合図をして委員長のまわりをガード
  4. 野党議員が委員長席に駆け寄り大混乱※与党が締めくくりの質疑を飛ばし委員会採決しようとしていたのに反対するため
  5. 安倍総理は事務方に促され退室
  6. 飛び乗る議員を佐藤議員がこぶしでガード
  7. 与党議員は賛成の起立を促しているようだが、だれが賛成なのかわからない状況で
  8. 与党が採決を強行、賛成多数で可決。

 

 

 

どうやって強行採決したのか?

安保強行採決

 

鴻池さんが再度入出したとき(不信任案が否決されたので)
自民党の若手議員が10名ほど議長の脇を固めスクラム体制に

 

それを見て野党が議長に駆け寄る。

 

 

自民党の佐藤正久筆頭理事が手で合図
同党の山本一太議員が法案の質疑を終え直ちに採決に入ることを求め緊急動議を読み上げた。

 

 

 

安倍総理は質疑がないとわかっていたので退室した。

 

 

 

鴻池氏はポケットの進行表を野党議員に奪い取られることを想定して
ONE PEACEの歌舞伎上演チラシをダミーとしていれていた。(朝日新聞より)
※余談のように感じますが重要なこと

 

 

(進行を間違えると採決がなしになるので間違いが起きないように進行表通りに進めねばならないため
進行表は重要のようです。)

 

 

 

毎日新聞:野党も採決になるのは致し方ないとわかっていたが採決を1日遅らせてしまった。

 

 

与党は遅くとも17日朝までに特別委員会採決、10時から参院の本会議を開催する予定だったが
野党は16日夜に女性議員を理事会室前に集めて強行突破を図る与党理事に
「セクハラ」と叫んで部屋からでるのを防ごうとした。

 

 

野党議員は、女性による安保反対は絵になると解説したそうです(絶句しました・・・。)

 

 

ただ、これで採決を伸ばせると野党は思っていなかったが鴻池氏は採決を急がなかった。

 

 

その背景には民主党筆頭理事の北沢俊美さんとの約束があるからと反発する野党に配慮したのだが
結果的には強行というニュアンスが強くなってしまった。

 

 

 

今後の展開:参院本会議は開かれたけど・・・

 

 

中川委員長の解任決議案や中谷防衛相の問責決議案がだされたがいずれも否決され

 

山崎参院議長の不信任決議案がだされているがこれらは先に決議するというルールがあるので
採決を遅らせるために野党があえて行っている。

 

 

 

19日未明に可決する見通し。

 

 

 

ひるおびで解説された安保法案の強行採決の舞台裏

安保強行採決

 

政治アナリスト:伊藤惇夫
時事通信社:田崎史郎

 

 

TBS解説委員:龍崎孝

 

 

 

一言でいえば進歩がなく同じことをやっている
海外でもかなり報道されているので海外から見た日本のイメージはどうなるのか?
(伊藤)

 

この強行採決のようにみえる日本の参院を世界はどう見るか?

 

ロイター
第2次大戦後初めて海外で武力行使を可能にする法案の成立に向けて一歩進んだ

 

新華社通信
民衆や野党の強烈な反対の声の中採決を強行

 

 

韓国聯合ニュース
日本を戦争ができる国にするための法案がさきほど参議院特別委員会で可決

 

 

 

この法案に反対している毎日・朝日・東京新聞は強行
読売、産経、日経は強行という文字は使わず。

 

 

 

委員長の周りに人間バリケードをつくる戦法は初

安保強行採決

 

鴻池さんへの不信任同案に関して与党の討論5分、野党は3時間25分討論した
(時間稼ぎです)
ルール上各会派の代表は全員話せる。

 

 

 

決をとれば与党のほうが数がおおいので絶対に否決になる。

 

 

 

 

なぜ野党が委員長に詰め寄るのか?

 

 

採決を阻止するために

 

・マイクを奪い口を封じる
・議事の進行が書かれている進行表を奪う
・速記をとめ議事録を残させない

 

 

委員会は委員長がすべてを決める権利を持っている。

 

 

物理的に委員長を止めることで時間を稼ぐ、
進行表を奪われると進行を間違えて整合性が合わなくなると採決そのものが無効になる可能性がある。

 

 

 

これらを阻止するために自民党は事前に打ち合わせをして採決するための動きを決めておいた。

 

 

安保法案成立の流れ

 

 

衆院本会議で可決→参院送付

 

 

参院特別委員会で審議 ・地方公聴会開催
※採決の前提     ・中央公聴会開催

 

       ↓
特別委員会理事会
       ↓

 

 

特別委員会 採決
参議院 特別委員会
・締めくくり質疑
・法案採決を求める動議
・委員会採決 →可決

 

 

参院本会議で採決

 

 

という流れだが、締めくくりの質疑打ち切り動議を短時間で可決し締めくくりの質疑をすっ飛ばして 採決という運び。

 

※質疑は終わったので総理は退席した。

 

(形上は締めくくり質疑は実行したが、即効終わった)

 

 

やる予定の質疑をやらなかったので野党は採決を遅らせることができなかった。

 

 

※締めくくり質疑はいままでの激論を踏まえて最後に各会派が総理と質疑をすることができる最後のチャンス。

 

 

それを行わなかったのはきわめて異例である。

 

 

 

前日に理事会室を封鎖し女性議員を使ってセクハラ騒動を起こした野党の行為が
与党からみれば暴力的であり、これぐらいやらないと採決できないと与党は心理的に考えてしまったのかもしれない
(田崎氏)

 

 

議論が続かない、継続して審議できなかった原因の一つは野党が議席を確保できなかったからという野党の責任でもある

 

(ということは与党を選んだ国民の責任でもあるともいえます)

 

 

ただし、5月から衆参あわせて42回も国会を開き長い時間をかけて審議したが
与党が国民を納得させるだけの法案の中身を提示できず、
論理がぶれるたびに国会は審議が中断し、議論が続かなかったという点もある
(伊藤)

 

 

 

というのが強行採決の流れです。

 

 

 

簡単にまとめると

自民党は野党が前日までの妨害工作をみるかぎり委員会でも熾烈な妨害があると予想し
首相が各会派代表と最後の質疑を行う機会をやるとみせかけて不意打ちで即終了し
強行に採決(といって良いと主ます)した。

 


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