小悪魔agehaの出版社インフォレストが倒産。

 

 

なんで倒産に至ったのかと気になったので、調べてみると
小悪魔agehaに関しては面白いこちに気づいたのでシェアします。

まずは雑誌「小悪魔ageha」で知られるインフォレストの事業停止の理由ですが

 

だが既存雑誌の売り上げが頭打ちとなり、雑誌の廃刊や景気低迷で広告収入も減少。従業員の削減などリストラを進めたが、
売り上げ減少が止まらず、2012年3月期には売上高が約43億7900万円にダウン。資金繰りも厳しさを増したことで信用が低下し、
ここにきて資金繰りが限界となり事業停止になったという。

 

「小悪魔ageha」というヒット雑誌がありながら、なぜ倒産したんだろうなぁ
という疑問からインフォレストの倒産原因を調べてみると

 

倒産は時間の問題だと見られていたことがわかりました。

 

その理由はライターをはじめとした外部スタッフに未払いが続いていたこと。

 

ネットでの書き込みになりますが、すでに数年前からインフォレストを見限っていた
外部スタッフだったと思われる人の書き込みもあり、倒産は以前から噂されていたようです。

 

調べていくうちにインフォレストがなぜ倒産したのかというよりも
小悪魔agehaが今後どうなっていくのかに興味が移ったので
その話題に突然ですが変わります。

 

小悪魔agehaの今後

雑誌が休刊になれば、当然ですが読者はこまりますよね。

 

しかも、小悪魔agehaは最盛期には公称35万部を販売していて
これはあのNON-NOよりも大きい数字になったほど売れている雑誌です。

 

agehaは今月も普通にコンビニに並んでいて
(つまり最終巻とかのアナウンスは一切ない)次号がでるのかでないのか全く不明です。

 

この状況は読者も含めて、モデルや外注スタッフに取っては一番辛い。

 

ただ、予想としてはどこかが買い取るのではないかと言われています。
その理由はこの雑誌を廃刊させたくない、とか読者のためにとかでもないし
なんか儲かりそうというふわふわした理由でもなくもっと渋い理由です。

 

 

小悪魔agehaが今後も発売されるかもしれない理由


 

それは一言で言ってしまえば雑誌コードに価値があるかどうかにかかっています。
雑誌のコンテンツ自体に価値があるのではなく、
雑誌コードという雑誌を出版社が発行している雑誌を管理するために、使われている識別コードに価値があるそうです。

 

この辺は受け売りの部分があるので確実ではないですが
雑誌というのは新刊をださなくなっても、廃刊するわけではなく休刊として
形としてずっと雑誌は存在しているがただ最新刊をださないだけという状態で終了します。

 

それは雑誌を廃刊して雑誌コードがなくなると困るからです。

 

雑誌コードは掛率がそれぞれに違って
古いコードほど掛率がいいそうで、戦後の出版社は戦前の出版社を
買収しようとするのはよりいい掛率のコードを求めて起こるそうです。

 

インフォレストも前身である英知出版がある参考書を作っていた会社を買収し
そこからアダルト系の本で売上を上げて、そこからインフォレストが派生しています。

 

今回のインフォレスト倒産も、コードを求める出版社がコードを買い取る可能性は高いですが
それはあくまでもコードのためであって小悪魔agehaが継続したとしても
今までの路線が継続されるのかは全く不明です。

 

読者のために小悪魔agehaを継続するわけではないということは
すでに編集長が変わった時点で多くの読者が気がついたのではないでしょうか?

 

小悪魔agehaに見る作りてが変わることの恐ろしさ

元総合編集長中條氏が去った直後の『小悪魔ageha』について書こうと思います。
中條氏が辞めた『小悪魔ageha』はズバリ、少しずつ毒を抜かれています。

 

北条かやさんのブログからの引用ですが、この中條氏は小悪魔agehaを
自身を含めて、たった2人で雑誌を立ち上げた初代編集長です。

 

この女性がとても優秀な編集長で、徹底的な読者目線で雑誌を作っていたことがわかる
ロングインタビューがあるのですが発言を引用すると

 

絶対に読者の子たちから離れないようにしようと思っています。ゴルフとか絶対にしたくない。ゴルフなんかしたらageha作らないって言っているようなものですね。貧しい生活をするのがわたしの役割だと思っています。

 

編集部員の子たちにも「agehaだからこうだ」「agehaだからこうなる」って考えないで作って欲しいと言っています。読者が「何を知りたがっているのか」「何を求めているのか」ということだけを考えて作っていかないといけない

 

やりたいことができないのであれば、5万部にしてでもいいから、みんなで共感できるものをわたしは作りたい

 

とまぁこれはごくごく一部なんですが、そんな中條寿子さんは2011年11月に小悪魔agehaをさります。
退任の理由も面白いのですが、本エントリーとはちょっと内容が異なるのでスルーしますが

 

先ほど引用した、北条かやさんの言葉を借りると中條さんなきあとの小悪魔agehaには

「クリスマス着回し特集」みたいな赤文字系のテンションに手を出してはいけない

 

つまり小悪魔agehaはキャバ嬢やギャルという、いわゆる赤文字系と呼ばれる
JJやCanCamのような雑誌を読む読者層をそもそも想定していないのに
なぜいまさら既存のファッション誌の領域に踏み込まなくてはいけないのかという疑問です。

 

つまりこれは、いままで作り上げてきた世界観を簡単に壊してしまったということです。

 

例えばワンピースに突然恋愛の要素が入ってきて
ルフィが実はにナミのことが好きだった、というエピソードが描かれたら
多くの読者が楽しみにしているのは次はどんな冒険が待っているかなのに

 

恋愛要素があったほうがいいと出版社側が要請して、作者が無理やり恋愛要素を書いたとしたら・・・
その違和感は確実に読者につたわります。

 

小悪魔agehaではすでにこのワンピースのような状況が起きていてい
すでに創刊されて月刊誌になったころの小悪魔agehaとは別物だと思ったほうがいいでしょう。

 

では、初代編集長がいなくなってもなぜ売れ続けるのか?
それは初代編集長がつくりあげたコンセプトが唯一無二のものだったからです。

 

だが、そのコンセプトは徐々に姿を消していき、この雑誌は利益重視の本になったとさ。

 

小悪魔agehaの歴史を紐解くと、どうやったら物が売れるのかがわかると同時に
それを継続していくためにはどうすればいいのかがよくわかります。

 

今の時代、本当にいいものを見つけることのほうが難しい時代なのかもしれませんが
話題になる倒産や閉鎖などの理由を紐解いていくというのは面白いし
ビジネス、ライフスタイルに役立つ情報の宝庫なのでぜひ一度試されることをおすすめします。


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