あるビジネスマンがエイズやがんなどの免疫系の薬を買収。

 

 

後に55倍の700ドルに値上げした薬がライバル企業が製造原価にほぼ近い1ドルで販売し、鉄槌をくだす。

 

薬

ことの発端はシュクレリという投資家による投資が産んだ悲劇

 

古い薬の権利を買収し、その価格を釣り上げる、それ自体は投資としては批判されるようなやり方ではないのかもしれない。

 

その理由はより良い治療薬を開発するためには利益をあげて資金がいるという正論に繋がるからだ。

 

 

アメリカは薬の価格は自由価格なので、いくらの値段を付けても問題はないが、値上の幅が異常に大きなものだったとしたら、、、喉から手が出るほど治療薬を必要としてる患者はお金が無ければ治療を受ける事もできない状況に陥ってしまう。

 

批判を受けているのは、元ヘッジファンドマネージャーが運営するスタートアップ製薬会社「チューリング・ファーマシューティカルズ」。同社は8月に権利を買い取った「ダラプリム」という62年前に開発された感染症治療薬の価格を、1錠13.50ドル(約1620円)から、750ドル(約9万円)に値上げするとした。

 

ュクレリ氏は価格が、製薬業界で生き残るためには、価格が見合っていないと主張。「最近、がんなどの薬は10万ドルかそれ以上する。特殊な薬になると50万ドル以上のものもある。ダラプリムはまだ安いほうだ」などと話した。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/24/overnight-increase-in-a-drugs-price_n_8188084.html

 

 

シュクレリ師匠はこんな人

 

シュクレリ
※http://www.ketv.com/

 

サングラスを取ったビジネス仕様がこちら

 


 

 

 

 

さて、なぜこのような値段を釣り上げることが可能なのかというと、

 

 

 

シュクレリのとった戦略は薬”Daraprim”の流通を極端に絞るというもので、ライバルがジェネリックを作るためのサンプルを手に入れることもできないほど一種の独占状態をつくりだすというもの。

 

 

ちなみに、この薬自体は他の国では1ドル前後で売られている薬だがアメリカのルールによって国内の薬が保護されているのでこの企業から買うしかない現状。

 

 

 

このようなやり方で薬を販売するケースは他にもあるそうだが、ここまで極端に値上げするケースは今までになく批判を受ける原因になっている。

 

 

アメリカでは国内で薬を買えないひとはIDカードがあれば入国できるメキシコに医者の処方箋をもって買いに出かける人もでてきている。

 

 

だが、シュクレリの目論見は見事に打ち砕かれた、正義の鉄槌がくだされたのだ。

 

 

ライバル企業がほぼ原価で薬を販売

 

シュクレリはRetrophinというバイオテック・ベンチャーのCEOとして頭角を表したものの、重大な人格的欠陥によってその地位を追われている。昨日((米国時間10/22)、サンディエゴに本拠を置く上場製薬会社のインプリミス・ファーマスーティカルズ(Imprimis Pharmaceuticals)はダラプリムと同種の薬剤を開発し、1錠ほぼ1ドルで販売する計画を明らかにした。シュクレリにとって自らの行動にふさわしい結果だろう。

 

「チューリング社が自ら適切と考える価格で薬剤を医療機関に販売する権利は尊重するもの、われわれは同種の薬剤をはるかに効率よく生産することができる。患者、医師、保険会社はこれによって大きな利益を得られるだろう」とImprimisは声明を発表した。
http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/aids-medicine_b_8375738.html

 

1ドルの新薬全体はまだ許可は下りていないようなので、その間にシュクレリの企業は稼げるだけ稼ぐしかないのかもしれません。

 

 

シュクレリはABCニュースのインタビューにて薬を適切な水準まで下げることを約束しているそうですが、その約束はまだ実行されていません。


スポンサーリンク