認知症と物忘れの違いから予防法や初期症状など
ミヤネ屋に「もの忘れ外来」の専門医が出演。

 

 

認知症に最も大事な早期発見するための初期症状ともの忘れの見分け方を紹介してくれました。
認知症ともの忘れ違い

 

この記事に含まれている内容

 

  1. 認知症とは
  2. 認知症は早期発見すれば進行を遅らせることができる
  3. 初期症状の見分け方 
  4. もの忘れ外来でどんなことをするのか
  5. 要注意の生活習慣と性格
  6. 最新の治療法

 

 

認知症は早期発見が重要

 

近畿大学医学部附属病院で認知症の診断治療を行う花田一志医師が出演。

 

花田一志医師によると

 

認知症は完治させることはできないが
薬による治療だけでなく、最新の治療方法をもってすれば
十分に進行を遅らせることができる病気である。

 

認知症を発症した大山信代さんのいまの症状

・2分前のことすら覚えていない
・化粧もせず風呂に入ろうとすらしない
・起きて食事をして薬を飲んで寝るだけの生活→リハビリを拒否することもある
・自分がドラえもんを担当したことは記憶にない

 

夫の砂川啓介さんは以前から症状がでていたが
「信じたくない」「まさか」という気持ちから気づくのが遅かった。

 

さらに大山のぶ代さんは認知症を発症するまえに脳梗塞を患っており
其の影響があるのではないかと考え発見が遅れた。

 

脳梗塞とアルツハイマー病には因果関係はないが
脳梗塞があるとアルツハイマーが進行するのが早い。

 

なぜ認知症の発見が遅れるのか

Q.親に認知症の疑いをもってからどのくらいで専門家に相談したか?

 

6か月未満:29.6%
6か月以上 16.3%
1年以上 12.4%
2年以上 18.4%
相談していない23.3%

 

初期症状を発見しても多くの患者もしくはその家族は病院にいかない傾向にある。

 

物忘れ外来に行こうとは思わない理由

 

・年齢のせいだと思ってしまう
・物忘れだと思った
・親が医療機関にいきたがらない
・軽い症状なので医師に相談する必要がないと思った
・仕事などの理由で付き添いの家族が病院に連れていくことができない
・何科の医師に相談すればよいのかわからなかった
・親に認知症の疑いがあることを認めたくなかった
・病院に行っても治らないと思っている
・認知症であることを周囲に知られたくない

 

認知症は治療しなければ悪化するのだが
抗認知症薬を投与すると完治はできないが進行を遅らせることができる。

 

 

アルツハイマー症の薬を進行を遅らせる薬は現在4種類ある。

 

 

根本的な原因はわかっていない なぜ発症するのかはわからない
だから家族が早期に発見することが大切である。

 

 

●早期発見するための認知症の初期の兆候

・同じことを言ったり聞いたりする
・物の名前がでてこなくなる
・以前はあった興味や関心が失われる
・置き忘れやしまい忘れが増える
・日課をしなくなる
・時間や場所の感覚が不確かになった
・だらしなくなる
・計算の間違いが増える
・ささいなことで怒りっぽくなる
・蛇口やガス栓の閉め忘れが目立つ
・財布を盗まれたという
・慣れている場所で迷う
・以前よりも疑い深くなる
・処方薬の管理ができなくなる
・夜中に急に起きだして騒いだ
・いつも降りる駅なのに乗り過ごした

 

●物忘れと認知症の違い

 

加齢によるもの忘れ 認知症
曜日や日付を待ち得る 今何月かや季節を間違える
目の前の人の名前が出てこない 目の前の人が誰なのかわからない
財布をしまった場所を忘れる 財布をしまった事自体忘れる

 

アルツハイマー型認知症の場合は記憶の流れにおいて
出来事自体がすっぽり抜けてしまうため断片的にも思い出せない。

 

 

近い記憶から忘れていくので若いころの記憶や強烈な体験は覚えている。

 

 

●認知症の方を落ち着かせるには

 

徘徊もただうろついているだけではなく、本人は何か気になることがあるから外にでているから
怒ると逆効果でよけいむきになる場合がある。

 

その人が依然に使っていたものなどその人が落ち着くものを見つけてあげる

 

●「物忘れ外来」には認知症を疑ったらすぐ通うべき

 

認知症ともの忘れ違い
◯物忘れ外来とはどんなところか

  1. 簡単な検査で早期発見できること
  2. 病気であれば検査で必ず診断できる
  3. 保険適用の検査で診断できる

 

検査の例
「今年は何年ですか?」
「何月ですか?」
「今日は何日ですか?」といった質問をする

 

 

この検査は見当識と呼ばれる
日時や場所など自分がいる状況を把握する能力を測っている。

 

 

認知症になると見当識が衰えるため。

 

 

カレンダーをチェックして今日は何月何日であるか
季節感を感じることができるか
季節ならではの行事は何かなどを考えることが認知症の予防につながる

 

 

「3つの言葉を言いますのでよく聞いて覚えてください
言い終えたら繰り返してください、ボール・旗・桜」

 

「計算問題 100からずっと7を引いてください」

 

「さきほど覚えた3つの言葉をもう一度 ボール・旗・桜」

 

 

この検査は近時記憶の検査で
数分から数日前にさかのぼった記憶が正確に保たれているかを確認。

 

認知症になると昔のことを覚えていても最近のことが思い出せなくなる

 

「絵の描写検査:11時10分の時計の絵を描け」

 

判定の方法は全部数字がそろっているか
時間とふんが正しくさせているかをチェック。

 

 

認知症の方の絵は円がかけなかったり
数字だけを書いたり、針がなかったりする。

 

 

認知機能検査で異常がなければ安心だが異常があると
脳が縮んでいないかを検査するMRIをする

 

認知症のち療法

MRIでチェックするポイント

側頭葉にある海馬という部分が縮んでいないかをチェック。

 

 

※認知症検査の多くは保険も使える検査であるため
初期症状が発見しらすぐに専門外来を受診する。

 

 

●医療機関に行きたがらない親や家族をどう説得するのか?

 

まずは風邪をひいたときなどに行くかかりつけの医師を見つけておく

 

そこで最初の認知症かどうかの相談する。

 

 

かかりつけの医師が専門家に相談すべしとアドバイスされれば
紹介状を書いてくれたり、家族も納得しやすいかもしれない。

 

 

認知症の検査の入り口は簡単な検査なのでまずは最初の検査が重要。

 

 

●認知症を引き起こす4つのタイプ

 

・アルツハイマー型認知症
認知症の50%が当てはまる、脳内のアミロイドβが蓄積し
神経線維が変成し機能を低下させる。

 

※脳が委縮するのではなくアミロイドが蓄積する段階ではまだ脳は委縮させない
アミロイドが作り出す物質が脳を壊す

 

アミロイドがなぜ蓄積するのかはわかっていない。

 

・脳血管性認知症
脳梗塞など脳の出血障害により神経細胞が破壊・死滅してしまうことが原因

 

・レビー小体型
後帯状回・頭頂葉後頭葉などに異常
幻視やパーキンソン病など

 

・前頭側頭型認知症

 

 

●認知症になりやすい性格
認知症になりにくい 認知症になりやすい
おおらか 几帳面
融通がきく 生真面目
余裕があり楽しむことができる 過度のがんばり
冗談が好き 頑固
社交的 孤独

 

中年で独り身になった人はアルツハイマー型認知症のリスクが3倍
趣味もなく家でじっとしている人が認知症になりやすい。

 

●認知症になりやすい生活習慣

 

メタボ・飲酒・喫煙・脂っこい食事・だらだらした毎日・生活習慣病

 

アルツハイマー型認知症は生活習慣病に近い病気

 

糖尿病だとリスク2倍
高血圧だとリスクは2倍
脂質異常症だとリスクは3倍

 

●認知症の超早期シグナル

 

認知症は突然発症するのではなく
アミロイドβ徐々に蓄積し20〜30年を経て発症する

 

早ければ40代から発症し誰にでも認知症は早期に訪れる可能性がある

 

超早期アルツハイマーをはっけんする検査とは
PET(ポジトロン断層撮)検査 ※保険適用外

 

脳の表面を撮影しさまざまな機能を計測する
一般的にはがんの診療に使用されるが注射する内容が異なる。

 

超早期認知症のシグナル
頻尿 (行きたくないの頻繁にトイレにいく)
趣味をやめる
連ドラを見なくなる (登場人物やストーリをわすれる)
小銭がふえる (お金を勘定するのがむずかしい)
料理の味が変わる 
生ごみをすてない (匂いに鈍感になったりする)

 

●介護のアドバイス

徘徊4年で1338回の母を持つ娘の実録ドキュメンタリーから

 

・自由に徘徊させてストレスを軽減させると怒りなどが減った
・一緒に行動することで周囲が認知し助けてくれる人が増えた

 

認知症発症前の生活はすべて壊れたが、
その後認知症の母と一緒に作った生活を受け入れて笑いあえたことで
楽しく生活することができた

 

 

●最新の認知症治療法

 

・薬物療法
・精神機能の活性化
・大脳を刺激する適度な運動

 

定期的に運動をするのが一番よい。

 

 

頭ごなしに否定せずに認知症になった方にもその人のやりたいことがあると理解し
認知症になった方が何を求めているのかを探る努力も必要である。