お手つきの意味といえば、かるたで間違えて違う札を取った時に使われる言葉のイメージでしたが、調べてみると「主人が召使の女性に手を出す」と辞書に載っていました。

 

 

 

どうやら江戸時代の大奥で使われた言葉のようで、将軍の側室に使われた言葉のようです。

 

 

※追記:図書館にて「国語大辞典」を調べた結果を追加

 

 

 

お手つきの意味は将軍の側室?

 

辞書に載っている主人が召使の女性に手を出すということ、という意味の「お手つき」が使われたと思われるのは江戸時代なのかもしれない。

 

 

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Wikipediaによると、

 

 

御台所付の中臈が将軍の目に適った場合は、将軍付御年寄が御台所付御年寄に掛け合って寝間の準備が行なわれた。
寝間を終えた中臈は「お手つき」と呼ばれ〜

 

 

と記載されている。

 

 

 

御中臈とは将軍の身辺を世話する、大奥の女中の中から選ばれた側室候補といえるのだが、複雑怪奇な大奥の世界では御中臈に選ばれたからといって将軍の側室に必ず慣れるとも限らないし、場合によっては「汚れた者」と呼ばれてしまうことも。

 

 

汚れとは将軍と関係を持った、将軍のお手がついた「お手つき」御中臈のこと。

 

 

江戸前期では将軍と関係をもてば即、側室として扱われた時代もあったようだが、江戸後期では将軍が気に入れば側室から将軍の子供を設けて初めて側室の待遇を得ることができるようになり、将軍の家族として扱われるのはその子供が将軍となった場合のみとかなり厳しい制度になっていったよう。

 

 

一方御中臈のなかでも、30歳になるまで一度でも将軍と関係をもたなかった女性を「お清い(の方・人)」と呼び、大奥を取り仕切る最高実力者などの上級職は「お清」から選ばれていたそうです。

 

 

さらにお清は、将軍がお手つきした女性と一夜をともにする際には、次の間に控えてやりとりを終夜聴く役割もこなしていたそうです。

 

 

多分、心の中で将軍の愛を受けることができなかった悔しさは、選ばれた女性と将軍との情事を聞いているときに最高潮に達するのではないでしょうか?そんな女性あg大奥という現代からは想像もできない世界を運営をしていたのですから、さぞかし狂った世界なんでしょうね。。

 

 

将軍の愛を一度でもうけ、関係をもった「お手つき」である”汚れ”は子供を身ごもらなければ出世する道がなく、一生城内の一郭でひっそりと暮らしていくことになるというのも、女性の嫉妬が関係した恐ろしい制度だと思います。

 

 

漫画「大奥」では設定が真逆となり、将軍が女性、大奥には美少年が将軍との世継ぎを産むためにたくさん集められるという設定になっており、男性の嫉妬や権謀が描かれていて面白いですよ。

 

 

追記:国語大辞典には「おてつけ」として明記

 

 

広辞苑などにはお手つきと掲載されていたので辞書による違いかもしれませんが、「おてつき」ではなく「おてつけ」にカルタなどの遊びの違反、召使に主人が手を出す、出された女性と書かれていました。

 

お手付という言葉であれば「手付金」の意味である御手付け「金を出す人を敬って手付金を言う語」が意味として含まれます。

 

 

またこれは方言としての「おてつき」の意味ですが

 

・供応の本膳まえにだす食物(対馬)
・婚礼のときに相手方の仲人の家に立ち寄って茶や酒を飲むこと上益城群白糸
・嫁が婚家につくとすぐに茶の間でおはぎをたべること新潟県東蒲原郡東川 
・十分に食べるさま 鹿児島県肝付

 

食事に関する表現が「おてつき」にはあるようですね。

 


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