その理由は原作の悦ちゃんが面白かったというのはもちろんですが、原作を読んで抱いた登場人物のイメージと2017年版のドラマの配役が合っていると感じたから。

 

 

 

ほっこりする物語なだけに、ドラマも心地よく楽しくみられそう。

 

 

 

ネタバレありであらすじを紹介します。

悦ちゃん実写版キャストと原作描写

 

実写化されるときに最も気になるのが、だれがあの人を演じるのかですよね。

 

 

イメージとかけ離れた人物が演じると発表されればそれだけで放送前から爆死決定してしまうのが原作物の難しいところ。

 

 

まずは主要キャストを誰が演じるのか紹介します。

 

 

●主要キャスト

 

柳碌太郎:ユースケ・サンタマリア
柳悦子:平尾菜々花
デパートガール鏡子:門脇麦
令嬢 日下部カオル:石田ニコル

 

 

 

主要キャストのみですが公開されたビジュアルはこれ。

 


 

※ツイートは埋め込み機能を利用しています。

 

 

●その他のキャスト

 

 

 

バアや(梅):大島蓉子
大林鶴代(碌太郎の実姉):峯村リエ

 

池辺久蔵(鏡子の父):西村雅彦
池辺藤子(久蔵の妻):堀内敬子
日下部絹(カオルの母):紺野美沙子
細野夢月(鏡子のストーカー):岡本健一

 

春奴:安藤玉恵※(ドラマオリジナルキャスト)
村川絵梨(悦子の教師):村岡政子

 

 

脚本:櫻井剛「マルモのおきて」
演出:大原拓「とと姉ちゃん」
プロデューサー:家富未央「真田丸」

 

 

 

 

 

 

僕は碌さんにユースケ・サンタマリアさんは合っていると思いました。

 

 

 

 

本書の冒頭でこんな1節があります。

 

 

 

こういうといかにも碌さんという人物がだらしないように聞こえるが内緒のはなし--男とはこうしたものである。
本文P23 ちくま文庫 悦ちゃん 獅子文六

 

 

これは碌さんがカオルの見合い写真をみてあまりの美貌に一気に気に入ってしまい、再婚の決心をするとすぐに他の女性に心がうごかれた様子を描写したものです。

 

 

碌さんとはのんびり屋で惚れっぽくて感情の揺れが大きくて子供のようだけど、なぜか人から嫌われない人物なんですが、僕は碌さんの役はユースケ・サンタマリアさんはイメージに合っていると思います。

 

 

 

ただし、見た目もふさわしいのかは読者それぞれの碌さん像があるはずなので、中にはユースケ・サンタマリアは違うと思う方もいるかもしれません。

 

 

 

というのも碌さんの風貌に関して原作には

 

 

盥(たらい)の水に写した日食みたいな顔

 

 

と書かれています。

 

 

盥に

 

 

盥

 

 

映る日食

 

 

 

盥

 

 

 

????

 

 

どんな顔だよ????

 

 

まったく想像がつきません。

 

 

グーグル先生に質問をするとなんと動画を紹介してくれているではないですか!!

 

 

 

※動画は埋め込み機能を利用しています

 

 

余計わからん・・・。

 

 

という感じで碌さんに関しては原作内に明確な外見にかんする描写がないので、イメージは読者の数だけ違うことになります。

 

 

門脇麦さんが演じる鏡子は、21歳で”ボーイフェイスで慎ましく可憐な下町娘のようなところもあるが近代女性の面影が踊るよう”と書かれており、、この配役もあっているように思います。

 

 

日下部薫は26歳。

 

 

お金持ちの令嬢できつすぎるほど目鼻立ちがはっきりとした見るからにしっかりした理知的な美人で、当時の日本人女性ではなかなか着こなせないイブニングドレスをどの衣装よりも似合うほどに着こなせる女性です。

 

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悦ちゃん原作との違い

 

原作との違いは、1話からあります。

 

 

NHKのあらすじによると

 

 

悦子が父碌さんの荒んだ生活をみて「第2の嫁」を開始となっており第一話では悦子の小学校の担任教師・村岡が碌さんの前に現れる展開のようですが、この時点で原作とはまったく違います。

 

 

 

原作では姉からカオルとのお見合いを勧められて、カオルの写真を見て胸が高鳴り、亡き妻の墓参りに月命日には必ず訪れていたほど亡くなった妻を思っていた碌さんがあっさりと再婚の決心をする。

 

 

碌さんはすぐにカオルさんに夢中になるのですが、デパートで親切にしてくれた鏡子のことも気になる。

 

 

はたして碌さんはどちらの女性を妻として選ぶのか、というのが大まかな原作のストーリー。

 

 

原作のカオルはメガネをかけているのですが、公開された悦ちゃんの画像の石田ニコルはメガネをかけていませんので、設定の変更があるのかもしれません。

 

 

また安藤玉恵さんが演じるスイートレコードに出入りする芸者にして歌手の春奴という人物は原作には登場しません

 

 

悦ちゃんを歌手デビューさせる”G”というプロデューサーの役を安藤玉恵さん演じる春奴がするのかな〜と予想しています。

 

 

 

 

 

ドラマ1話めから原作とは展開が違うので、中実に原作の内容を実写化したドラマではなさそうです。

 

 

 

 

悦ちゃん原作を読んだ感想とあらすじ

 

以下はネタバレを含みますので内容を知りたい方は改行以降をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この物語の面白い点は、周囲が勝手に結婚の約束を本人の同意なしに進めてしまうがために話がこんがらがってしまうというコメディ的な要素がありながらも子供が親を思う気持ち、親が子供を思う気持ちによる行動の結果にギュッと胸を掴まれる物語。

 

 

簡単に原作の内容を紹介すると

 

 

碌さんがカオルのお見合写真を姉から見せられた瞬間恋に落ちてしまい、カオルと碌さんはお互いに好意を持っていたこと、さらに碌さんの姉と義兄の都合もあって、碌さんの知らないところで姉がカオルの母親と話し合いの末、碌さんとカオルの婚約が決定することから始まる。

 

 

一方鏡子は、自分につきまとう細野夢月に碌さんと婚約していると嘘をついてしまう。

 

 

その鏡子は、義理の母が結婚相手を見つけてきて、婿養子を迎え入れようとします。

 

 

さらに、碌さんの娘悦子は鏡子を碌さんの再婚相手にしようと画策します。

 

 

肝心の碌さんはカオルは結婚するには申し分のない相手だと思っていますし、姉や義理の兄がカオルと結婚することを強く望んでいることも承知したうえでカオルと結婚するべきだと考えています。

 

 

しかし、気立てもよく優しく美人で娘もなついている鏡子の存在も気になるが、なにより碌さんはカオルが悦子を気に入っていない点がどうしてもカオルとの結婚に踏み切れない。

 

 

 

カオルは碌さんの詩の才能を見込んで結婚相手に選んだようですが、鏡子は碌さんの持つ柔らかい人間性と娘を思う優しい心に惹かれています。

 

 

 

物語の中盤まで読んだだけでも碌さんは鏡子を選ぶべきなのですが、鏡子がとっさについた碌さんと婚約しているという嘘が二人の関係を阻む壁になってしまう。

 

 

鏡子が嘘をついた時、すでに碌さんはカオルと婚約していたため、婚約者がいる男性と交際していることが職場にバレてしまう。

 

 

碌さんにとっての問題は鏡子につきまとっていた細野は、仕事仲間。

 

 

細野は碌さんに鏡子との仲を取り持ってくれるようお願いをしたこともあったのだが、二人が婚約していると知り、二人が自分を陰でバカにしていたと憤慨し、様々な嫌がらせをしていく。

 

 

という感じですんなりとカオルと碌さんの結婚が進まない。

 

 

碌さんはカオルさんの日本人離れした美しさにすっかりのぼせ、悦ちゃんをほったらかして毎晩のようにカオルとデートをするためでかけていく。

 

 

悦子はおてんばでおませさんだから、碌さんに面とむかって寂しさを訴えることができない。

 

 

 

その気持を打ち明けられるのは鏡子だけ。

 

 

 

鏡子はなぜか娘の悦ちゃんと大の仲良しにいつの間にかなっていて悦子は鏡子を碌さんの再婚相手にし、自分のお母さんになって欲しいと考えている。

 

 

カオルは悦子のことをよく思っておらず、結婚したら悦子を全寮制の学校に入れてしまおうと考えており、そのことを悦子も偶然耳にしてしまう。

 

 

悦子からするとカオルが自分の母親になってほしくないが、碌さんはカオルのあまりの美貌にすっかり参ってしまっている。

 

 

だからこそ悦子は自分が気に入っている鏡子と碌さんの関係をどうにかしたいと考えて、当時の子供がすると大人よりも人気がでるある商売と、悦ちゃんがもっている歌の才能を活かして碌さんと鏡子を本当の夫婦にしようと奔走する。

 


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