リッチマン プアウーマン10話の感想です。ネタバレありですので閲覧注意。

 

今回は日向徹が新世界で得たお宝とは何かがわかる回でした。

 

感想を最初に一言でいえば最終回に残したものは恋愛の結末だけで
あまりひねりが無いなというのが見終わった印象です。

 

 

多分ドラマ的に10話に最後の事件が起こって最終回でどうなるのこれっていう流れなんでしょう。
月九は全く進化がありません。

 

 

ロンバケ、ラブジェネ時代のキムタク全盛期からまったくこの流れは変わっていません。

 

 

今回の事件というのはくっつきそうでくっつかない日向と真琴の距離が離れるという
定番の流れで、はっきりいってここで見せ場を作って最終回までつなぐというのは
ストーリとして破綻しています。

 

 

なぜならこのドラマのストーリの中心は人格が破綻している日向徹が夏井真琴に出会うことで
どんな変化が訪れるのか、そしてその変化が彼のビジネスにどう影響し壊れてしまった
朝比奈との関係をどう結ぶのかがすべてだからです。

 

 

この回ではその流れが鮮明になります。

 

 

先に答えを言ってしまえば日向は最大の試練を乗り越えることで
自分が今まで一番大切にしていた母親よりも大切なものを見つけます。

 

 

その大切な物がまたなくなってしまうかもしれないというのが今回のストーリなのですが
最大の試練を2つ作ると本当に大切なものが何なのかがぶれてしまいます。

 

 

では10話のストーリを追って行きましょう

 

朝比奈に変わり日向を導く夏井真琴のメンターとしての役割

この回で日向は人に頭を下げ仕事をこなし、従業員を守るという理想の経営者としての
成長が描かれています。

 

 

彼のセリフで「誰かのために働く楽しさもわかった」と語る場面もあります。

 

 

苦手だった(病気でできないはずの)他人の名前を覚えることもできるようになりました。
そこにはあまり描かれていませんが夏井真琴の努力があります。

 

 

日向は夏井真琴を特別な存在(おそらく恋愛対象)として9話で認識しますが
ドラマ上の役割では真琴は日向にとって朝比奈に変わるメンターとして存在します。
それは最後のシーンで真琴が日向に向かって言うセリフに表されています。

 

 

「あなたならできる」

 

 

これはネクストイノベーションの壁に朝比奈が書いたメッセージで
「おまえならできる」は朝比奈の決めゼリフです(本人談)。

 

 

それを真琴が日向に伝えるのは彼女のメンターとしての役割だったことを明らかにするためです。
ドラマ上ではこのセリフをメンターとしての役割を終え決別の象徴として使っていますが
そこに僕は若干の違和感を感じました。

 

 

このドラマはあまりにも日向にスポットが当たりすぎている

ドラマの大半が日向徹の成長物語です。
10話では日向は母親との再会を果たしますが、会う前に考えていたような感情の起伏は起きませんでした。
あんなに会いたかった母だったけど、実はもっと会いたいのが真琴だったというのがオチです。

 

 

その少しまえに真琴は突然会社から居なくなります。

 

もっと自分も成長したいという理由で。

 

 

 

ここにも僕は共感できませんでした。

 

 

このドラマでは真琴は日向のメンターであり、ある意味完成された人格を持っています。

 

 

確かに真琴は勉強しかできない優等生タイプですが人の気持に敏感で
気遣いができ、誰からも好かれる性格として描かれています。

 

 

諦め掛けていた就活も日向に会いその仕事ぶりを目の当たりにすることで
物事に動じなくなり、自分の考えを人に伝えることがうまくできるようになり
研究所から内定を得ます。

 

 

ただ、彼女は日向と一緒に仕事をすることが自分の成長にもつながると感じ、
内定を蹴って日向と、ともに会社を作ります。

 

 

その意思を最後に恋愛のもつれを描くためだけにないがしろにして
また研究所で雇ってもらうというのは無理があるし、まだ学生なのに
なぜ、研究所で24時間もぶっ続けて働かされるのか不明です。

 

 

あまりにも急に日向と真琴の距離を無理やり離し、どうなるんだこの二人は〜と
思わせる演出にはがっかりしました。

 

 

また、10話から急に夏井真琴の成長も描こうとするのは無理があります。
彼女は十分に成長しているからです。

 

 

日向は自分を支えてくれた朝比奈の居場所をもう一度作ってあげたいと
ネクストイノベーションへの復帰を決意します。

 

 

そこには自分についてきてくれたプログラマー3人の成長も促すという結果論も含まれています。

 

 

真琴は日向と離れる決意をすることが本当に成長につながるのでしょうか?
朝比奈が帰ってくるまでにネクストイノベーションを元の会社に戻すために
真琴に与えられた役割である日向のメンターを努め

 

 

朝比奈が戻ってきた時に3人で会社を永続させるというストーリのほうが
シンデレラストーリな気がします。

 

 

お金持ちの王子さまが頑張って働くお姫様を迎えに来るのは素敵なストーリですが
あまりにも定番すぎる。

 

 

真琴は日向のマネージャとして公私ともに彼を支えるという流れのほうが良かったと思う次第です。

 

 

最終回への展望の予想はありません。
さきほど書きましたが日向が真琴を迎えにいくだけです。
その結果はどうなるかはしりませんが、たぶんハッピーエンドでしょう

 


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