アサ芸+に掲載されている「1日1万歩で健康になる」は大ウソだったという記事はタイトルだけで判断すると大きな勘違いをするので注意。

 

 

1万歩歩くのが悪いと研究者は主張しているわけではありません。

 

 

1日1万歩

1日1万歩というざっくりとした基準は捨てよう

 

「一日1万歩以上歩いているのに、病気になる人を大勢見てきた」
http://www.asagei.com/excerpt/51777

 

 

Asagei+に掲載された記事において最もショッキングな部分はここ。

 

 

これは、東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長の青柳幸利医学博士がある村の住人に15年間協力してもらって、65歳以上の5000人を対象に24時間365日の活動を追跡調査した結果から判明したことを発表したものです。

 

 

Asagei+の記事には”あなたのウォーキングが健康を害す”とタイトルについているので、まるで1日1万歩あるくと健康を害するかのような印象を受けますが、それは全くの間違いです。

 

 

 

青柳幸利医学博士がAsagei+で警鐘していることは、

 

 

1.ただ単に1万歩歩いても健康にならない人もいる
2.過激な運動は血管が詰まることもある

 

 

ということを警鐘しているのであって、決して1万歩あるくことが、良くないと言っているわけではありません。

 

 

記事では博士が推奨する運動についてさらっと書かれているのですが、

 

 

「ほどほどといっても、感覚値ではない。ほどほどの運動とは、1日24時間の総歩行数が8000歩。そのうち、中強度の運動(なんとか会話ができる程度の速歩き)を行う時間は20分。
※引用は同上の記事

 

 

 

博士は万歩計をつけて、一歩でも歩数を伸ばそうと頑張る、これが間違いとはっきりと主張していて、ゆっくり1万歩歩いても意味が無いよということを言っています。

 

 

ただ、ただ、ひたすら1万歩という目標に向かってゆっくりゆっくり何時間もかけて歩くよりは、運動にもメリハリをつけて負荷のかかる運動もくみこまなければウォーキングの健康効果は実現しないということが研究でわかったということです。

 

 

歩きながら途中で階段をのぼりおりしたり、坂道を登ったり、早歩きする時間をつくったりして一定のペースでずっと歩き続けるのではなく、ちょっとだけ辛い運動をプラスしろということです。

 

アサ芸の記事では触れていない大事なこと

 

1日1万歩2

 

ランニングの画像を使ったので、何だ結局は走らなければ意味ないのか〜!!と思って人もいるかもしれませんがランニングが必須なわけではありません。

 

 

私はこの青柳博士の研究をより詳細に扱ったテレビ番組を見ていたので、アサ芸+の記事には書かれていない、博士の研究において最も大事な部分を紹介しておきます。

 

 

 

博士の研究に参加した住民には万歩計ではなく、活動量計が配られていました。

 

 

博士は心拍数の上下動を24時間計測することで、運動の強度と歩数の最適な組み合わせを検証したのです。

 

 

ちなみにその番組では博士の研究が素晴らしい成果をあげているので、やや大げさですが”奇跡の実験”と紹介していました。

 

 

その検証の結果あきらかになったのは

 

1.がん 7000歩 15分
2.心疾患 5000歩 7.5分
3.脳卒中 5000歩 7.5分
4.糖尿病(2型)8000歩 20分
5.高血圧 8000歩 20分
6.認知症 5000歩 7.5分
7.うつ病 4000歩 5分
8.骨粗しょう症 7000歩 15分
9.骨折(寝たきりの最大の原因) 7000歩 15分
10.脂質異常症 8000歩 20分

 

http://healt-gym.com/health/walking

 

 

この分数が中強度の運動時間、ちょっとつらい運動をする時間のことです。

 

 

8000歩というのは、テレビで放送した内容によれば糖尿病の予防に最適な運動量なので、5000歩でも中強度の運動を7.5分くみこめば、心疾患や脳卒中の予防に効果が期待できます。

 

 

脳科学で明らかになった運動の効果

運動脳科学

 

脳を鍛えれば運動をするしかない(NHK出版)という脳科学によって運動の効果を明らかにした本によれば、

 

 

運動の効果は

 

  1. 子供は成績があがる
  2. 35%脳の神経成長因子が増える
  3. ストレスや鬱を抑える
  4. 5歳児のIQと言語能力に大きなさがでる
  5. ガンにかかりにくい
  6. 認知症になる確率をさげる

 

という点をあげており、これは青柳博士の結論と大きな差は無いと思います。

 

 

「脳を活性化〜」でも重要視するのは、運動の強度であり心拍数をいかに高めるかが運動の効果を高めるとして、必ず運動をするときは心拍数計をつけて強度を測ることを推奨しています。

 

 

心拍数計とは

 

下記の画像のような腕時計タイプで気軽に計測できるようになりましたが

 

※画像をクリックすると楽天に移動してしまいますので、気になる方以外はクリックしないでください。

 

 

基本は心臓にベルトを巻いて、時計タイプの本体に心拍データーを送信するタイプが安価で一般的です。

 

 

 

低強度の運動とは最大心拍の55〜65%の運動のことで、10%負荷が上昇するごとに中強度、高強度の運動となっていきますが、私の経験では一度心拍数をぐっとあげると、ゆっくりとした運動でもなかなか心拍数が落ちないので、私は運動のはじめにバーピージャンプなどの全身運動で一気に心拍数を高めています。

 

 

 

運動は最近の研究により、何をどのくらい、どうやって運動することが人間に最適なのかが徐々にわかってきています。

 

 

有酸素運動はどうしても苦手という人もいらっしゃると思いますし、誰もが楽をして健康になりたいと思っているはずですが、最も効果をあげる方法が判明しつつあるので短時間でより高い効果を上げる方法が判明しています。

 

 

青柳博士はいきなり8000歩あるくことは誰もができることではないが、医学的に2000歩歩数がふえるごとに劇的に効果があがることを強調していました。

 

 

まずはいまより2000歩、15分から20分ほど歩く時間を増やすことを目標にしましょう。

 

 

そしてより効果を高めるために、歩きはじめに強度の高い運動(早歩きや階段の登り降り、歩く前にスクワットなど)を加えてみてください。

 

 

アサ芸プラスの記事を読んで、ウォーキングは効果ないのか!!!!!と勘違いしないでくださいね。

 

 

何度も言いますが、

 

 

歩くことの健康効果はたくさんの研究成果が報告されていますが、最近の研究によって運動の強度を上げることでより運動の効果を得ることができることが判明したのです。


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